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[アクセンチュア]近年テレビ視聴率が低下している。テレビ局の社員になったとして、解決策を考えよ。

オンラインにて活動する女性

目次

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就活生・山田さん
消費財メーカーを目指す大学3年生。グループディスカッション(GD)はあまり得意でなく、早期選考、インターン選考で大苦戦。プロ講師のもとで特訓中!

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就活プロ講師・デアイバさん
DEiBA Company 学生マーケティング部所属。
就活対策セミナーでグループディスカッション(GD)を教えるプロ講師。累計8万人が参加したGDイベント「デアイバ」の運営も担当する。

近年テレビ視聴率が低下している。テレビ局の職員になったとして、解決策を考えよという問題を解いていきます。

山田さんの解き方

1. 【前提確認】

・立場:全国放送のあるいわゆる「キー局」の社員だと仮定

・目的:テレビ局の視聴率回復による安定した収益基盤の再構築

・期間、コスト等は施策立案においては考慮せず、検討の際に判断軸に入れるものとする。

 

2. 【現状分析】

3C分析を使って考える。

①Company(自社)

(a)強み

・ブランド力と信頼性

・複数コンテンツを持っている(ニュース、バラエティ、ドラマなど)

・既存の広告ネットワーク

(b)弱み

・パーソナライズされたコンテンツができない

・リアルタイムでの視聴に限られている

・広告に依存している

・スマホ・PCの普及

 

②Customer(顧客)

(a)視聴者層

・若年層のテレビ離れ

・シニアやファミリー層など、家族単位での視聴者は依然として存在(ニュース、スポーツ、映画)

(b)視聴行動の変化

・各自のペースでコンテンツを視聴する→リアルタイム視聴の減少

・インタラクティブな体験→コメント機能など、自分が参加できる体験により興味を持つ

 

③Competitor(競合)

(a)競合サービス

・Nerflix、アマプラ等のオンデマンド動画配信サービス

・Youtube、TikTokなどSNS

(b)競合の強み

・コンテンツの多様化

・パーソナライズされた体験(レコメンデーション機能)

・オンデマンド配信で「いつでも」「どこでも」

・「自分のペースで」動画の長さや早送り

(c)競合の弱み

・広告収益がない(サブスクなので)

 

3. 【施策提案】

①自社の強みを活かす

・コンテンツ改革:オリジナルコンテンツを強化。視聴者参加型に特に注力。

・デジタルシフト:オンデマンドサービスの拡充。モデルはジャンプ+

②顧客のニーズを満たす

・パーソナライズ:番組の最後に似たジャンルの他番組の案内を入れる、オンデマンドではレコメンド機能を搭載させる

・若年層向けのアプローチ:SNS連携やインフルエンサーとのコラボを進める

③競合との差別化、協力

・動画配信サービスとの連携:競合と提携し、自社のコンテンツを提供する

・広告収益の増加:オンデマンド配信におけるパーソナライズ広告の展開

・サブスクモデルの導入:オンデマンド配信において広告を抜いたサブスクモデルとして打ち出す

 

まとめると、

・コンテンツ改革

・オンデマンドサービスの強化(スマホ対応、アプリの開発、サブスクサービス化)

・ターゲット広告の強化(視聴データを活用した広告モデル)

・インフルエンサーとのコラボ

が上げられる。

 

④【施策検討】

 

 

実現可能性

実効性

オリジナルコンテンツの強化

△SNS連動などをした際の柔軟なコンテンツ配信が難しい

〇現在もオリジナルコンテンツで視聴率を保っている

オンデマンドサービスの強化

〇すでにTverとかあるのでいけそう。競合との差別化が難しい

◎視聴者のニーズに沿っている。若年層やビジネスパーソンは忙しくてリアルタイム視聴は無理

ターゲット広告の強化

×リアルタイム視聴だと難しい。オンデマンドのみ可

〇広告主もうれしいし、視聴者もうれしい

若者向けインフルエンサーとのコラボ増加

〇すでに一般的である

△すでに彼らが別SNSで発信しており、そこまで効果があるとは考えにくい

 

⑤結論

オンデマンドサービスの強化が必要である。具体的には①アプリ開発や、②一つ一つの作品が購入できる、またはサブスクなど新しい収益モデルの作成である。視聴者のニーズに直結しており、特に若年層や忙しいビジネスパーソン層など、テレビ離れをしている層に対して強力なアプローチが可能なため、視聴率の維持ができる。また、すでにデジタルインフラを所有しているため、実現可能性も高い。

 

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プロ講師の解説

1. 前提確認
視聴率回復が何のためなのか=収益増加、というのが明確に決められていたのが良かったです。今回のお題は誰の立場から考えるかや目的が明記されていたので、あまりここに時間を割きすぎずに現状分析に移るのがコツでした。

2.現状分析
3C分析に基づいて丁寧に状況が確認できています。競合を考える際、他の動画提供サービスのみならず、そもそも「長い時間動画を見る」ことから人々の興味が薄れているk十により注目してもよかったかもしれません(娯楽としてXやInstagramなどのSNSが登場したことが原因です)。

3.施策検討
良く考えられています。ただ、リアルタイム視聴ならではの良さを生かした施策も一つくらいは入れてもよかったのかと思いました。実況やニュース、選挙関連など。ライブの配信なども考えられますね。

デアイバさん画像【総評】今回は課題選択型のお題でした。ある程度前提が今回のように提示されているときは、型にはまったように5分間時間を使うことなく、さっさと現状分析に移ることが大切です。何事も柔軟に。また、今回は3C分析というフレームワークを使っていましたが、それに縛られすぎてそもそもの「映像という娯楽」からの人気離れの分析が欠けていました。フレームワークは便利ですが、視野を狭めないようにしましょう。

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監修者
代表取締役志村の写真
志村 友樹

DEiBA Company代表取締役

早稲田大学文化構想学部卒業。新卒で大手損害保険会社に入社。創業社長の清水との出会いをきっかけに、2016年にDEiBA Companyに入社。2024年4月より創業社長の清水の後任として、代表取締役に就任。

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