就活生・山田さん
消費財メーカーを目指す大学3年生。グループディスカッション(GD)はあまり得意でなく、インターン選考で大苦戦。プロ講師のもとで特訓中!
就活プロ講師・デアイバさん
DEiBA Company 学生マーケティング部所属。
就活対策セミナーでグループディスカッション(GD)を教えるプロ講師。累計8万人が参加したGDイベント「デアイバ」の運営も担当する。
仕事ができる人の定義とはなにか検討せよという問題を解いていきます。
山田さんの解き方
1. 【前提確認】
・どんな職種か?
→営業職
・どんなポジション?
→プレイヤー。管理職や役職者等でなく、実際に売り上げを立てる人。
・年齢は?
→若手~中堅
2. 【現状分析】
仕事が「できる」と思われる要素を探す。
・①仕事の速さ
・売り上げ
→②機会をつかむ力、③売り込む力
3.【施策立案・検討】
①仕事の速さ
・処理能力が高い
・スケジュール管理能力が高い
②売り上げ(機会をつかむ力)
・粘り強いアプローチ
・アプローチの数が多い
③売り上げ(売り込む力)
・プレゼンがうまい
・顧客のニーズをくみ取れる
・顧客に信頼される
4. 【まとめ】
プレイヤーレベルの営業職として仕事ができる人の定義は、以下の3つである。
1つ目は、仕事が速い人である。処理能力が高かったり、スケジュール管理能力が高い人がこれに該当する。
2つ目は、機会を作り出せる人である。アプローチの粘り強さや数を担保できる人がこれに該当する。
3つ目は、売り込み方がうまい人である。顧客と信頼関係を築いたうえでニーズを読み取り、そこに合わせた提案ができる人がこれに該当する。
プロ講師の解説
1. 前提確認
前提条件、非常に良く決められていると思います。事務職等でも構いませんが、数字が結果に直結する営業職のほうが議論はしやすいかもしれません。
2.現状分析
速さ、機会をつかむ力、売り込む力は良く決められていると思います。ただし、なぜそこに至ったのかというのが不明瞭。営業職の売り上げを立てるまでの流れをフロー形式などで整理して、その各ステップで「仕事ができる」とは何かを整理したほうが良いかもしれません(最終的には①~③に落ち着くとしても、「なぜそう考えたのか」という、いわゆる思考のプロセスに一貫性があるということを示すべきです)。
【総評】今回は定義型のお題でした。今回の山田さんのように一人で解く場合は、前提確認に合わせて仕事のできる要素を分解し、具体例からまとめていくのが良いでしょう。また、GD等複数人で実施する場合は、仕事ができる人のイメージや具体例を全員で上げていき、そこから共通項を吸い上げるのがおすすめです。
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