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[三井物産・ケース改題]日本で無人コンビニを立ち上げる際の課題と施策を検討せよ。

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目次

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就活生・山田さん
消費財メーカーを目指す大学3年生。グループディスカッション(GD)はあまり得意でなく、早期選考、インターン選考で大苦戦。プロ講師のもとで特訓中!

 

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就活プロ講師・デアイバさん
DEiBA Company 学生マーケティング部所属。
就活対策セミナーでグループディスカッション(GD)を教えるプロ講師。累計8万人が参加したGDイベント「デアイバ」の運営も担当する。

日本で無人コンビニを立ち上げる際の課題と施策を検討せよという問題を解いていきます。

 

山田さんの解き方

 

1. 【前提確認】

・誰目線で考える?

→既存の大手コンビニ運営会社(物産ならセブンかな)

・店舗状況は?

→主要ターミナル駅など、人通りが多い駅とする。通勤、通学に使用されている。

 

2. 【現状分析】

①顧客について考える

・立地的に通勤、通学客をメインターゲットにする

・ニーズ:忙しい時間帯に素早く買い物を済ませることができる

②競合について考える(すぐ買い物を済ませられる)

・既存のコンビニチェーン

・自動販売機

③無人リスクについて考える

・盗難のリスク

・操作方法がわからない層への対処が必要

 

3. 【施策立案】

「ニーズ:忙しい時間帯に素早く買い物を済ませることができる」にこたえられる施策を考える。

・商品:軽食や飲料、日常的に使う小物(マスク、薬、文房具、ストッキング)など

・営業時間:24時間営業(早朝、深夜のニーズにこたえる)

・決済方法:QR決済やタッチ決済のみとする(現金不可。これができない層にはそもそもセルフレジのハードルは高いため。)

・差別化方法:飲み物の価格は自販機より安い、かつ種類をそろえる。他コンビニに対しては、オリジナル商品の展開で価格に差をつける(人件費が削減されているので可能では)。さらに、毎日使ってくれる利用者向けにポイントシステムを導入する。

・セキュリティに関して:店内とセルフレジに監視カメラを搭載、顔の認識ができないと購入できない仕様にするほか、ある程度の高額商品に関してはタグを利用する。

 

 

4. 【結論】

日本の駅周辺における無人コンビニの立ち上げでは、

①商品選定

②無人リスクへの対処

③競合リスクが課題として挙げられる。

施策としては、

①③軽食や飲料、日常的に使う小物(マスク、薬、文房具、ストッキング)などを人件費が削減できた分安くして提供すること。

②店内とセルフレジに監視カメラを搭載、顔の認識ができないと購入できない仕様にするほか、ある程度の高額商品に関してはタグを利用すること。

があげられる。

 

 

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プロ講師の解説

1. 前提確認
商社の場合はコンビニがつきものなのですが、そのあたりを理解して前提条件の設定ができているのが高評価です。

2.現状分析
丁寧に分析ができています。お題の中に「課題」とわざわざ入っているので、説明する/考える際には課題を主軸にして分析してみるとより良くなると思います。課題①顧客のニーズに寄り添う、課題②安全面でのリスクを管理する、課題③競合との差別化を図る、みたいな感じでやるのはどうでしょう。

3.施策検討
良く考えられています。ただ、少しありきたりな施策にまとまってしまっているので、もう少し「ぶっとんだ」施策も一つくらい案として出してもよかったかと思います。盗難リスクを抑えるために、駅に近い=交番も近い=その近くに出店するとかね。

デアイバさん画像【総評】今回は課題解決型のお題でした。無人コンビニを立ち上げる際のリスクについて、しっかりと深掘りすることが必要となっています。特に3大商社はコンビニとの結びつきが強いので、志望する人はそのあたりの関係性も織り込んだうえで回答ができると高評価でしょう。

 

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監修者
代表取締役志村の写真
志村 友樹

DEiBA Company代表取締役

早稲田大学文化構想学部卒業。新卒で大手損害保険会社に入社。創業社長の清水との出会いをきっかけに、2016年にDEiBA Companyに入社。2024年4月より創業社長の清水の後任として、代表取締役に就任。

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